【新人看護師必見】SOAP記録の書き方をわかりやすく解説!

新人看護師さん向け!

こんにちは!現役看護師の○○です。今日は、新人看護師さんに向けて「SOAP記録の書き方」を徹底的に解説します!看護記録は業務の基本中の基本。でも、いざ書こうとすると「これってどう書けばいいの?」「SとOの違いって何?」と悩むことも多いですよね。

私自身も新人の頃は記録に苦戦しました。でも、ポイントさえ押さえれば、SOAP記録はあなたの強い味方になります!この記事では、SOAP記録の基本から実際の記載例、よくあるミスまで、わかりやすく丁寧に説明していきます。


そもそもSOAP記録って何?

SOAPとは、看護記録の中でも「問題志向型記録(POMR)」の一つで、以下の4つの要素で構成されています。

  • S(Subjective):主観的情報
  • O(Objective):客観的情報
  • A(Assessment):アセスメント
  • P(Plan):計画

つまり、患者さんの訴え(S)やバイタル・観察結果(O)をもとに、看護師としての判断(A)を行い、今後の対応(P)を記録する形式です。


各項目の具体的な書き方

S(Subjective):主観的情報

患者さんの訴えや感情、表情など、本人が話したことや様子をそのまま記録します。

例:

  • 「お腹が痛い」
  • 「昨日はよく眠れた」
  • 「今日は少し気分がいいです」

▶ポイント
・必ず“患者さんの言葉”で書く(カギカッコを使う)
・表情やしぐさから読み取れることも記録に含めてOK

O(Objective):客観的情報

看護師が観察・測定・検査などで得た事実を記録します。

例:

  • 体温37.2℃、脈拍82回/分
  • 腹部膨満あり、圧痛+
  • 食事摂取量:7割

▶ポイント
・数値や事実を具体的に
・誤解が生じないように簡潔に

A(Assessment):アセスメント

SとOの情報をもとに、患者さんの状態を看護師として評価・判断します。

例:

  • 腹部膨満と圧痛から、腸閉塞の可能性が考えられる
  • 患者の訴えと表情から、痛みによる不安が増強している様子

▶ポイント
・医学的な診断ではなく“看護師の視点”での評価
・SとOをしっかり読み取って根拠をもって記載

P(Plan):計画

アセスメントに基づいて、今後のケア・観察・指導などの対応を記載します。

例:

  • 腹部症状の変化に注意しながら経過観察を継続
  • 疼痛の訴えが強くなった場合、医師へ報告
  • 不安緩和のため傾聴を行い、安心感を与える関わりを継続

▶ポイント
・“なにをどうするか”を具体的に
・実施したことも記載OK


実際のSOAP記録の例

ケース①:術後1日目の患者さん

S:「お腹が痛い。手術の傷がズキズキする」

O:体温37.0℃、脈拍88回/分、BP128/76mmHg、腹部手術創に発赤軽度あり、圧痛+

A:手術創部の炎症による疼痛が持続していると考えられる

P:疼痛の程度を定期的に確認、鎮痛薬の使用状況を確認し医師と連携、不安緩和のための声かけを継続


よくあるミスとその対処法

SとOがごちゃごちゃになっている

→主観(患者の言葉)と客観(観察事実)を分けるのが基本。書き始めに「これは患者さんが言っていたことかな?」と確認してみましょう。

Aが単なるまとめになってしまう

→「こういう状態だと思う」という“判断”が必要。SとOを元に、理由も含めて書くのがコツです。

Pが抽象的すぎる

→「観察を続ける」だけでは不十分。「何をどう観察するか」「誰が何をするか」まで明確に。


SOAP記録を書くときのコツ

  • 時間があるうちにSとOはメモしておくと◎
  • Aは「なぜそう考えたか」根拠を意識する
  • Pは次の勤務者が読んでもすぐに行動できるように
  • テンプレートや略語を活用すると効率アップ

まとめ:SOAPは看護の“思考の地図”

SOAP記録は、単なる業務報告ではありません。あなたがどう感じて、どう判断して、どう動いたか——それを伝える大切な“看護の記録”です。

最初は時間がかかっても、慣れてくれば自然と書けるようになります。そして、きちんとしたSOAP記録が書けるようになると、ケアの質もグンとアップします!

焦らず、自分のペースで練習していきましょう。あなたの看護が、誰かの安心になります。

ここまで読んでくださってありがとうございました!

また次回の記事でお会いしましょう♪

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